自力メンテナンス

マッサージで、コリを伝えるのに一苦労しませんか?
自分の体は、自分が一番よくわかる。
自分で体をほぐせると、日常的に疲れにくい体の使い方が身につきます。

脱力が一番

自力メンテナンスは、立つ、膝立ち、正座、四つ這い、うつ伏せ、仰向けなど、いろんなポーズをします。伸ばす、縮める、ねじる、揺らすなどをして、体をほぐし、ゆるめます。ツボや経絡を刺激して、体のめぐりを整えます。

息が上がるほどの動きはありません。息が止まるほどの刺激もありません。呼吸をすることで、体のめぐりが整います。

呼吸が大事

息を吸った時、新たに気が取り込まれ、息を吐いた時、古い気が体の外に出されます。

息を吸った時、新たに気が取り込まれ、息を吐いた時、新しい気が体の中に広がり、届きます。

息を吸った時、新たに気が取り込まれ、息を吐いた時、余分な力が抜け、体に余裕が生まれます。

脇伸ばし
足裏刺激

自力メンテナンスのコツ

1. 比べない

自力メンテナンスは何人かで同時に行うことがほとんどです。つい、隣の人と比べてしまいますが、人とあなたは日常生活やカラダの使い方が違います。体質・体調も人それぞれなので、隣の人やナビゲーターと同じ動きをしなくても大丈夫。

ナビゲーターの誘導に従って、体を観察しながら、誘導されている場所をほぐすことを意識しましょう。

比べるなら、体操の前と後。腕の上がり具合、膝の折れ具合、肩のつまり、腰の痛みなど、来た時と帰る時の体を比べてみてください。


2. 無理しない

良薬口に苦し。痛い方が効くと思っていませんか?
早く体を楽にしたい!という思いや、強くした方がよくほぐれると思いがちですが「痛み」は体に抵抗を生みます。

「痛み」は『それ以上の刺激は体を痛めるよ』という、体からのメッセージ。痛みがあると体が強張り、筋肉を硬くします。硬くなった筋肉は血流やリンパの流れを妨げ、めぐりを悪くします。リラックスして脱力することで、体のめぐりが良くなり、膝や腰で留まっていた痛みの成分や老廃物が動き出し、排出されます。

体の力を抜いて、丁寧に扱うことで、体が軽くなるのを感じてみましょう。


3. 揺らす

いらなくなった老廃物や余分なものは、骨の間や筋肉の隙間に溜まります。それを排出するために体の力を抜いて、隙間を広げ、そこで固まりになってしまったものをほぐします。
なので、体の揺れは5ミリくらいで十分です。

持ち物

1. 締め付けない服装

矯正下着やタイトなものは、めぐりを妨げになるので、ゆったりした服装がオススメ。体を伸ばしたり縮めたり、いろんなポーズをしますので、スエットなど伸縮性のある服でお越しください。(ジーンズ不可)


2. 美人ベルト

体に力を入れずにほぐすために使う道具です。布を塗って作ってもいいですが、日によって体が変わるので調節可能なベルトが便利です。(教室参加者は値引き販売)


3. スポーツタオル

顔を床につけることがあります。マットに直接顔が触れたり、汚れが気になる方はお持ちください。


4. 五本指ソックス

足の指の間に、手の指を入れて回すことがあります。


注) メガネや時計、大ぶりのアクセサリーは、外して参加ください。

メガネは矯正下着と同じで、目の筋肉を強制しますので、外しましょう。時計や重みのあるアクセサリーはカラダの状態を観察する時や、手足を刺激する時に邪魔になることがあります。

どんな効果があるの?

自力メンテナンスをすると、巡りが良くなり、痛みやしびれの原因が改善されます。

それは何故かというと、脱力することによって体が整いやすくなるから。

自力メンテナンスは、筋肉の余分な緊張を抜いて、骨や内臓があるべきところに戻るのを助けます。骨や内臓が本来の位置に整うと、巡りが良くなります。内臓が体に必要なモノを作り、必要な所に届け、不要なものは回収し、排泄される場所に届ける。このことがスムーズに行われると、体調が整います。骨は内臓や神経を守るような作りになっているので、骨の位置が整うと、内臓の動き、神経の伝達が良くなります。また、神経が触れることによる痛みやしびれがなくなります。

どれくらいで効果が出るの?

一度の体験で、その後2~3日は眠りが深くなったり、体が軽くなったりします。

体調改善を感じるには、最低でも3カ月することをお勧めします。

日本には四季があり体も四季に合わせて変化しているので、一年続けると、前年との違いが見えてくるので効果が実感できます。そして、三年続けると季節に応じた体を体感できるようになります。


主な効果